2024.09.03

できることを頑張る!

皆さま、こんにちは♪

「定着の樹」編集部SSです。

 

子どもたちのなが〜い、なが〜い夏休みが終わりました!

全国の、保護者の皆様!大変お疲れ様でした笑

 

日常に戻り、気が抜けたような、ホッとしたようなお気持ちではないでしょうか?

 

我が家の今年の夏休みは、突然の豪雨に見舞われることも多く、電車を降りたら、、

ザザーーーーっと降り始め、足首まで冠水している道路をじゃぶじゃぶ歩いたり、

遊園地で雷の音を聞きながら、土砂降りの中、温かいうどんを求めフードコートへ並んだり・・。

 

子ども達と「こんな経験も良いね!」と話をしながら、それなりに充実した夏休みを過ごすことができました!

 

そんな充実した夏休みの反面、、

宿題が終わらない・・・。

例に漏れず、我が家も同じ状況でございました💦

 

やりたい気持ちを受け入れる難しさ

先日、はっしーブログ「夏休みの宿題が教えてくれた、一緒にやることの大切さ」でもご紹介いただきました、我が家の長女は10歳。

 

「10歳の壁」という言葉の通り、身体も心もメキメキ成長中!

絶賛「反抗期」です笑

 

そして、夏休みが終わる数日前・・。

「読書感想文」が終わらない・・。

 

👧「やれるんだから放っておいて!」

👧「自分で決めているんだから、自分でできる!」

 

という言葉に、大人げなく

👩「やれるなら、言われる前にやりなさい!」と反応する私。。

 

子どもに限らず、部下の「やる気」をどの程度受け入れるのか、互いの想いが強すぎるあまり、冷静な判断力を失ってしまうこと、ありますよね。

 

「やりたい気持ちを受け入れる」「失敗させる勇気」「心の余裕」・・・。

感情が高ぶると、どうしても難しくなります。

 

そこでいつも大切にしている言葉は、カナダ出身エリック・バーンの名言

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」

 

この言葉を、この夏は何度も呟きました・・。

読書感想文で見えた「隠れた想い」

停滞状態を続けていた状況の中、ふと次女が図書館で見つけた「メアリー・スミス」という絵本に長女も興味を持ち、なんとか題材の絵本が決まりました。

 

題材となった絵本「メアリー・スミス」について少しご紹介しますね。


画像引用元:メアリー・スミス_光村教育図書より

メアリー・スミスは、1920年代頃に「ノッカーアップ」という職業に従事していた実在の女性です。

「ノッカーアップ」とは、正確な目覚まし時計が普及していなかった頃、一般的には長い棒で窓をつついて人を起こす仕事でした。

ところがメアリー・スミスは、チューブに固い豆を詰めて吹き矢のごとく上手に窓に豆を当て、街中の人を起こす変わった方法をしていたようです。

リズム感のある文章と優しい絵柄で楽しく読み進められる絵本です。


この絵本の中で、メアリーが最後に起こした市長は

「あんがたいなければ街中の人が眠りについたまま。あんたのおかげで街中が動き出す」という言葉を投げかけるのです。

 

人のため、誰かのためになる仕事に誇りをもち働くメアリー・スミと、その仕事に感謝し、彼女に感謝を伝える市長の姿に、素晴らしい関係性を感じました。

 

私の感想は、メアリーのように「人のため、誰かのためになる仕事」をこれからも続けていきたい!と感じるのと同時に、この市長のように「相手に感謝し、認める言葉をかけることのできるスタッフ」を目指したいというものでした。

 

一方、長女が書いた読書感想文では、、、

メアリー・スミスの仕事が今はないことに不安を感じると同時に、当時は存在しなかった仕事(CGクリエイターやYoutuberなど)に着眼点を見出していました。

 

そして、見えない将来のため「今できることをがんばり、将来好きな仕事を楽しんでできる大人になりたい」と締めくくっていました。

 

親バカではありますが、反抗的な態度の裏に「熱い想い」を抱えていることを知り、長女のことをもっと信じ、誇りに感じたいと思いました。

 

そして、この夏「自分がやりたい」と言ったことに果敢に挑戦していた長女の姿を思い返し、長女の「できることを頑張る!」という言葉は、決して「できないことはやらない」ということではないということ。

 

「できることを頑張って、それに成功した体験があれば、次に挑戦する力が生まれるということ」なのだと気付くきっかけになりました。

 

おわりに

我が家の「ドタバタの読書感想文騒動」にお付き合いいただきありがとうございました💦

 

1つの絵本をきっかけに、親子で価値観や捉え方が異なること、相手の考えていることを深く知る良いきっかけになったと感じます。

 

機会がありましたら、職場でのコミュニケーションの方法として、1つの本について

「それぞれが捉えた視点・感じたこと」を話してみるのはいかがでしょうか?

 

または、難しい本にこだわらず、大切にしている言葉が載っている本や、絵本や写真集、趣味の本などを紹介し合う方法も楽しいですね。

 

メンバーを深く知るきっかけになるのでは、と考えます。

 

 

最後に、実際に読書会を実践している富士通グループさんの例をご紹介いたします!

富士通グループ 「読まずに参加OK」の読書会

組織を内側から変えていく力を育てる”読書会”のススメ : 富士通 (fujitsu.com)

 

最後までお読みいただきありがとうございました!