2024.01.30

【中途採用向け】新入社員の研修プログラム例を紹介!

中途採用の新入社員、入社時研修はどうする?

新卒の新入社員同様に、中途採用で入社した社員も「新入社員」です。

新入社員のための入社時研修は、採用ミスマッチを防ぐために非常に重要な役割を果たしています。

新入社員は研修期間中に仕事に必要な専門知識やスキルを習得することで、業務のスタートをスムーズにすることができます。

そこで今回の記事では、中途採用者向けの入社時研修における具体的なプランについて紹介していきます。

 

研修の期間と目的の設定

中途採用の新入社員向け研修プログラムのスケジュールは、一般的に1ヶ月〜3ヶ月程度が目安となります。

今回の記事では、教育制度が完全に整えられていない企業でもできる「1ヶ月」の期間で研修プログラムを立ててみます。

 

1ヶ月の研修プログラムの目的

・企業の文化や業務内容について理解する。

・各部署の業務内容や考え方を知る

・社内の人間関係を構築し、働く上での良好な人間関係の基盤を築く

以上の目的に沿って、研修スケジュールの具体例を示します。

 

1周目

・オリエンテーション(会社の歴史や基本方針の説明など)

・各部署での業務紹介

・基礎的なビジネスマナーの研修

・業務に必要なツール・ソフトウェアの研修

2週目

・各部署での業務実践

・先輩社員やメンターからの業務指導

・業務に応じたトレーニング

3週目

・業務に必要な専門知識の研修

・業務に必要なスキルの研修

・メンターとの面談

4週目

・業務に必要な専門知識やスキルの研修

・業務に必要な情報システムの研修

・メンターとの面談



★ポイント解説★

(1)そもそも「メンター」とは?

 メンターとは、経験豊富な社員が新入社員をサポートする役割を担う人のことです。

 新入社員が仕事について分からないことや困ったことがあった場合、メンターがアドバイスや解決策を提供して支援することが期待されます。

 また、新入社員のキャリアアップや成長を促すための指導やフィードバックを行うこともあります。

 企業によっては、専用のメンター制度が設けられている場合もあります。


(2)どんな人がメンターになるの?

 メンターになるのは、経験や知識を持ち、かつ指導や育成に熱心な社員が選ばれることが一般的です。

 具体的には、社内で優秀な実績を持つ先輩社員や、部門やプロジェクトリーダー、マネージャーなどがメンターになることが多いです。また、新人研修プログラムにおいては、業務に精通した社員がメンターになることもあります。

 

(3)業務指導は誰がどのように行う?

 2週目から新入社員が配属された部署で、実際に業務に携わりながら先輩社員やメンターからの業務指導を行います。

 業務に関する基本的な知識やスキルを習得し、自分で業務を遂行できるように丁寧な説明を心掛けましょう。

 また、業務に応じたトレーニングでは、コミュニケーションスキルの向上、業務に必要な知識や技術の習得やビジネスマナーの向上など、入社後に必要なスキルや知識を身につけるためにも欠かさず指導できるといいですね。

 

まとめ

今回は中途採用の新入社員研修のプログラム例(1ヶ月間)を紹介しました。

研修プログラムは、入社後すぐに実施される基礎的な研修から、業務に関するスキルアップ、そして自己啓発的な研修まで、幅広くカバーしています。

 

また、メンター制度を導入することで、新入社員は先輩社員や上司から的確なアドバイスや指導を受けることができます。
このため、新入社員は自分自身の成長につながる目標を明確に設定し、メンターとの面談を通じて、定期的なフィードバックを受けることができます。

 

このような研修を通じて、新入社員が早期に仕事に慣れ、仕事に対するモチベーションを高めることができます。
その結果、採用後の離職率の低下や、生産性の向上につながることが期待できるでしょう。

 

企業側も研修期間中に新入社員の能力や適性をより深く把握し、適切な配置や業務配分を行うことができるため、採用ミスマッチを防ぐことができます。