定着の樹では、会員企業様の採用活動や人材定着への取り組みの様子を紹介していきます！

今回のインタビューでは、株式会社SPS（宍戸ペイントサービス）の社員の皆さんがどのように役割を果たし、仕事に取り組んでいるかについて詳しくお聞きしました。

株式会社SPS（宍戸ペイントサービス）は、職人直営の外壁塗装・屋根塗装の専門店で、質の高いサービスと顧客満足度の向上に努めています。
同社の強みは直請け案件が9割であり、若い職人たちが自分の仕事に誇りを持って働ける環境を整えています。

今回は、代表取締役の宍戸健志さん、工事部部長の伊勢太一さん、営業・事務担当の鈴木美咲さんにお話を伺いました。
彼らの役職における役割、仕事の取り組み方、そして社員の定着に向けた取り組みについて詳しくお聞きしました。
これからの成長戦略や、働きやすい職場環境の構築に関する貴重な洞察をぜひご覧ください。

代表取締役
宍戸 健志さん

【会社の組織づくりにおいて心がけていること】
誠実性に欠ける仕事はしない！

誠実性に欠けた仕事はしないことをモットーに会社を設立しました。

本来のハウスメーカーやリフォーム会社に塗装を依頼すると営業マンと施工する会社が別になり、元請けの会社の社員を名乗って現場で仕事をすることがあります。
当社は直請け案件9割、自社の看板を名乗り、勝負できるのが強み。若い職人にとって自分の仕事に誇りを持てるのがよいのでしょうね。
この先も成長しつづけ、業務拡大していける見通しもあるので、将来性を感じてスタッフもついてきてくれるのだと思います。

【組織運営で学んだこと】
自分のやり方や考えを社員に押し付けない！

一緒に働く仲間にはこだわっています。
必要なスキルは「現場をおさめる力」、センスですね。
自分で考えて行動したい人、任せてもらえるほうがやりやすい性格の人にはぴったりの職場です。
１から10まで教えてほしいという人は社風に合わないと思っていましたが、経営を続けていく中で、ある程度レールを敷いてあげた方が、動きやすい人もいることを知りました。
そこから社員には自分のやり方や考えを押し付けないようになりましたね。

【現在の課題】
営業体制の強化を。

20代若手の現場スタッフはそろってきたので、あとは営業体制の強化が必要です。
現在は私が営業部長の役割を担い、その下に営業スタッフが2名おりますが、ほとんどがHPからのお問い合わせ対応、反響営業がメインとなっています。
施工途中のブログやSNS配信も社長の私が更新している状態です。
今後は営業部門に新しいリーダーを配置して、自分は経営のほうに集中していければと考えています。

工事部 部長
伊勢 太一さん

【ここで働く理由】
代表の宍戸に声をかけられたのがきっかけ。

私は前職から塗装業の仕事をしていますが、実は代表の宍戸と同じ会社に勤めていました。
宍戸が独立して2年経った頃に「一緒にいい仕事をしていこう」とお声がけいただき入社することになりました。

私たちにとって「いい仕事」とは、お客様に対して「嘘」をつかない仕事をすることです。
塗料も他社よりグレードの高いものを使っていますし、時間をかけて丁寧な仕事をしたい人に向いています。
ご依頼主のお客様と直接やり取りできるため、自分の考えやアイディアを提案できるのが嬉しいですね。

【自分の役割と意識していること】
「人材は宝」社員一人ひとりに合った指導を。

現場を回り、職人スタッフの仕上がりのチェック、後輩、部下では難しい部分をアドバイスしています。
社外の勉強会で学んだことは「人材は宝」ということ。
今では社員一人ひとりに合った指示、指導をするようになりました。
仕事以外の趣味やプライベートの会話をしながら相手をよく知るためのコミュニケーションを欠かさないよう心掛けています。

【新人さんへの期待】
感謝の言葉をいただく喜びを分かち合いたい！

入社後1週間は座学で専門知識など学んでもらい、その後は先輩の見習いとして手伝いながら仕事を覚えていきます。
現場に一人でいけるようになるまで大体2～3年かかりますが、センスのいい人なら1年で現場を任せられるくらいに成長できます。
お客様から「キレイになった」「カッコよくしてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただく喜びを一緒に分かち合っていきたいですね。

メンバー
鈴木 美咲さん

【現在の仕事内容について】
ご依頼～引き渡しまで…すべてに関われるから達成感を味わえる。

HPからのお問い合わせ対応、現地調査、お見積りの作成、ご提案、工事現場の立ち会いまでトータルに任せてもらっています。
業務は内勤5割・外回り5割なので、体力的にも疲れにくく、お客様とご依頼から引き渡しまで関わることができて、達成感を感じることができます。

【入社の決め手】
のびのびとした環境で働けそうなのがSPSだった。

就活では住宅メーカーなど建築系に絞って探していました。
家を建てる仕事、おうちに関わる仕事に就きたかったのですが、私の性格的にルールに縛られるのが苦手で、マニュアルがない、のびのびとした環境のほうが合っているのではないかと思い、当社への入社を決めました。

【働いていて感じる職場のよいところ】
社内の人間関係も良くて、頑張りを認めてもらえる環境。

年齢の近い社員が多く、友達同士の人たちもいて、職場の人間関係がフランク。
話しやすい人たちばかりで楽しいです。

あとはやりたいようにやらせてもらえて、頑張りが給与に反映されやすいところですかね。
新卒で入社したときより確実に収入は上がりました。
もちろん休みはとりやすく、有給休暇はどんどん使うように社内で推進されています。

まとめ

今回のインタビューを通じて、株式会社SPS（宍戸ペイントサービス）が持つ高い技術力と強い信念を改めて感じることができました。

宍戸さんのリーダーシップのもと、社員一人ひとりが自分の役割に誇りを持ち、顧客に対して誠実に向き合う姿勢が、同社の成功の鍵であることがよくわかりました。

また、伊勢さんの現場での経験や指導力、鈴木さんの営業・事務としての柔軟な対応力は、まさにSPSが誇る「人材は宝」という言葉を体現していますね。
各役職が一丸となり、同じ目標に向かって努力することで、株式会社SPS（宍戸ペイントサービス）は今後も更なる成長を遂げていくことでしょう。

これからもSPSが描く未来に注目し、彼らの取り組みが業界全体に与える影響を期待したいと思います。今回のインタビューで伺った貴重な洞察が、同業界の皆様にとって参考になることを願っています。