2026.07.28

「今日は休みたい…」その一言が言える職場ですか?夏の仕事で考えたい職場づくり

「今日は休みたい……。」

朝起きた瞬間、そう思ったことはありませんか。

猛暑が続く夏は、暑さによる疲れだけでなく、睡眠不足や食欲の低下、冷房との温度差など、体に負担がかかりやすい季節です。

「少し頭が重い」「なんとなく体がだるい」と感じても、「仕事だから」「人手が足りないから」と無理をして出勤してしまう人も少なくありません。

もちろん、社会人として責任感を持って仕事に向き合うことは大切です。

しかし、本当に怖いのは、体調が悪いことではなく、そのことを職場で言い出せない空気があることではないでしょうか。

今回は、猛暑の夏だからこそ考えたい「安心して働ける職場づくり」についてお伝えします。

1.  「今日は休みたい」が言えない職場はありませんか?

朝から気温は30℃を超え、通勤するだけで汗が止まらない。

職場に着いても、頭がぼんやりする。
食欲もなく、なんとなく体が重い。

「今日は仕事を休みたいな……。」

そう思っても、

  • 人手が足りないから迷惑を掛けそう
  • 周りも頑張っているから我慢しよう
  • 「そのくらいで休むの?」と思われたくない

そんな気持ちから、無理をして出勤してしまう人もいるでしょう。

実際に、体調不良を抱えながら仕事を続けることで、集中力が低下し、思わぬミスや事故につながるケースもあります。

皆さんの職場では、「今日は少し調子が悪くて……」という一言を、気兼ねなく伝えられる雰囲気があるでしょうか。

2. 猛暑の夏は、誰でも体調を崩す可能性がある

夏は、誰にとっても熱中症にならずとも体調管理が難しい季節です。

暑さによる疲労だけでなく、冷房による寒暖差や寝苦しさによる睡眠不足、食欲の低下などが重なることで、知らず知らずのうちに体力が奪われていきます。

「昨日までは元気だったのに、今日はなんとなく調子が悪い。」

そんなことは決して珍しくありません。

だからこそ、「夏だから体調を崩すこともある」という前提で、お互いを気遣える職場づくりが大切です。

3. 管理職が今日からできる4つの工夫

従業員が「少し調子が悪い」「今日は無理をしないほうがいいかもしれない」と気軽に伝えられる職場は、一朝一夕ではつくれません。

まずは、管理職が日ごろから次のようなことを意識してみてはいかがでしょうか。

① 朝の「今日も暑いね」「大丈夫?」を習慣にする

挨拶にひと言添えるだけでも、体調の変化に気づくきっかけになります。

「なんか頭ボーっとする感覚がしますね…」といったことを言われたら、それは熱中症の初期症状のサインかもしれません。無理をさせず、適切な対処を呼びかけましょう。

② 「休んでも大丈夫」と言葉だけでなく行動で示す

体調不良で休む社員を責めず、フォローし合う姿勢をチーム全体で共有しておくことが大切です。

これは季節を問わず、年間を通してあらゆる事態に備えた体制づくりを考えておきましょう。

③ 水分補給や休憩を取りやすい雰囲気をつくる

 「休憩してきて」「水分を取ってきて」といった声掛けが、無理を防ぐ第一歩になります。

④ 管理職自身が無理をしすぎない

管理職が体調を顧みず働き続けていると、「このくらいで休んではいけない」という空気が職場に広がってしまいます。

実は、この4つの中でも特に大切なのが、管理職自身が「無理をしない姿」を見せることです。

「無理しないでね」と声を掛けながら、管理職自身は体調が悪くても出勤し、暑さの中でも休憩を取らずに働いている。

そんな姿を見ていると、部下は「上司も頑張っているのだから、自分も我慢しなければ」と感じてしまいます。

一方で、
「今日は少し疲れがあるので、先に水分補給してきます」
「少し休憩を取って頭を切り替えようかな」
と、管理職が自然に口にできる職場では、「体調が悪いときは相談してもいいんだ」という安心感が生まれます。

もちろん、「弱さを見せる」とは責任を放棄することではありません。

自分の体調と向き合い、必要な休息を取る姿勢を示すことも、管理職の大切な役割の一つです。

職場の雰囲気は、制度だけでつくられるものではありません。

管理職の何気ない一言や行動が、「困ったときは相談していい」「無理をしなくていい」というメッセージとなり、安心して働ける職場づくりにつながっていきます。

4. まとめ|「休みたい」と言える安心感が、働き続けたい職場をつくる

猛暑の夏を乗り切るためには、水分補給や休憩といった暑さ対策も欠かせません。

しかし、それ以上に大切なのは、「今日は少し調子が悪くて……」「少し休みたいです」と安心して伝えられる職場の雰囲気ではないでしょうか。

仕事に責任感を持つ人ほど、無理をしてしまうものです。

だからこそ、管理職が率先して気遣いの言葉を掛け、自らも無理をしない姿勢を示すことが、安心して働ける職場づくりにつながります。

この夏は、暑さ対策だけでなく、「言いやすい空気」があるかどうかにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

その積み重ねが、従業員の安心感を育み、「ここで働き続けたい」と思える職場づくりにつながっていくはずです。


「無理をしなくていい」と言える職場をつくるために

従業員が安心して働き続けるためには、制度を整えるだけでなく、体調や悩みを気軽に伝えられる職場の雰囲気も欠かせません。

特に猛暑が続く夏は、「少し休みたい」「いつもより調子が悪い」と感じていても、周囲に遠慮して無理をしてしまう人もいます。

管理職の声掛けや日頃の振る舞いを見直すことが、従業員を守る第一歩になるかもしれません。

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