
10月9日は「塾の日」だそうです。
この日にちなみ、今回は私から、定着の樹の姉妹サービスである「採用塾」についてこの場を借りて紹介させてください。
目次
人が採れない時代に、企業が生き残るために必要なこと

少子化による生産年齢人口の減少や人件費の高騰などに伴い、人手不足を理由とした企業倒産が全国的に増加しています。
帝国データバンクの最新レポートによると、2025年度上半期の「人手不足倒産」は過去最多の214件にのぼり、道路貨物運送業や老人福祉事業、労働者派遣業など、労働集約型の業種での増加が目立ったとのこと。1
つまり、採用や育成の仕組みを整えられなかった企業が、経営そのものを維持できなくなりつつあるのが現実です。
いまや“人が採れない”という課題は、単なる人事問題ではなく、経営の存続に直結する社会的課題と言えるでしょう。
こうした時代だからこそ、一人でも多くの人に働き先として選ばれる企業になるための採用戦略を持つことが欠かせません。
大切なのは、“採用のコツ”を押さえることではなく、採用活動そのものを戦略として設計できる力を持つことです。
人材が定着し、戦力となっていくサイクルをどのように回すか——。
その力を企業の中に根づかせるために生まれたのが、私たちの「採用塾」です。
採用成功のカギは4つ。「ととのえる・あつめる・みきわめる・なじませる」

採用塾では、まず「採用を成功させる4つのカギ」という基本の考え方をお伝えしています。
ととのえる・あつめる・みきわめる・なじませる
この4段階は、どの業種・業態の企業にも共通する採用活動の流れです。
ととのえる:採用の目的と戦略を明確にし、求める人物像を定義する
あつめる:求人票や説明会など、応募を集める仕組みを整える
みきわめる:面接や選考で、自社と合う人を見抜く
なじませる:内定後のフォローから入社後の定着までを設計する
多くの企業では「集める」や「見極める」にばかり注力しがちですが、採用がうまくいく会社は、実は“最初のととのえ”と“最後のなじませ”がしっかりしています。
この2つが整って初めて、採用は「点」ではなく「線」として機能します。
採用~定着までを設計する力を育てる研修「採用塾」
採用塾の特徴は、単に“採用業務のやり方”を学ぶ場ではないことです。
採用後から入社後までのフォローアップを視野に入れ、採用と定着の一連の流れを設計する力を、
1日完結のオンライン研修という形で養います。
採用塾では、実際の採用現場で役立つ考え方を体系的に学びます。
先ほど紹介した「ととのえる・あつめる・みきわめる・なじませる」を、貴社の状況に合わせて具体的に解説。
また、私が一方的に話す講義形式ではなく、参加者の皆さんが手を動かして考えるワーク型で進行します。
自社に合った採用の型を“自分でつくれるようになる”ことを目指した実践的な内容です。
さらに、
「求人票の書き方をもっと深く学びたい・練習したい」
「インターンシップを開催したいけれど、何から始めればいいのか分からない」
「面接官としての対応力を磨きたい」
など、より専門的に学びたいテーマについては、別途オプションの講座やワークショップも柔軟に開催しています。
1日の座学研修で採用活動の流れを理解した後、
「流れは分かったけれど、具体的にどう実践すればうまくいくのか?」という段階に進んだ方には、
こうした実践的なオプション研修の受講をおすすめしています。
知識を学ぶだけで終わらせず、実際の採用現場で成果につなげるための支援体制を整えています。
採用塾は、いわば「定着の樹」で発信している“人が辞めない職場づくり”の前段階にあたります。
採用→定着→戦力化という企業成長の循環を、両サービスが一体となって支えています。
こんな方におすすめします
採用塾には現在、自社採用を見直したい、または強化したい企業の方々に多くご参加いただいています。
- 採用担当を兼任しており、日々の業務に追われて体系的に学ぶ機会がなかった“片手間人事”の方
- 採用代行(RPO)や人材紹介などの外注を卒業し、採用・育成を内製化/仕組み化したい経営者・管理職の方
- 採用を“自社らしいプロセス”へ再構築したい人事担当の方
「とりあえず求人を出してみる」「応募が来たら面接する」——。
このような行き当たりばったりの採用では、今の市場環境では成果が出にくくなっています。
採用塾では、リソースが限られていても成果を出しやすくなるよう、採用活動を自社で再現できる仕組みとして設計する力を身につけていただけます。
まずは、無料の1分ショート動画で学んでみませんか?
実はこの「採用塾」は、私自身が出演しているYouTubeチャンネルからスタートしました。
現在はショート動画「1分採用塾」を中心に、100本以上の動画を公開しています。
ここにはその中の最新動画をシェアさせていただきます。
▼【1分採用塾】採用担当を「兼務」している方が押さえておくべき4つのこと
採用塾のショート動画では、
「採用は何から始めればいい?」
「新卒採用はどうやればいい?」
「求人はどこに出せばいい?」
といった“今さら聞けない”テーマを、短時間でわかりやすく解説しています。
「なるほど、そうすればいいのか」と気づける内容ばかりですので、まずは無料で見られるYouTubeから気軽にご覧ください。
新卒採用からアルバイト・パート採用まで、幅広くヒントをお届けしています。
採用塾に興味を持たれた方へ
もし採用塾に関心をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にメールでお問い合わせください。
件名または本文に「採用塾に興味ある」とご記入のうえ、
mail@hitb.jp (運営:ヒトベース株式会社)までご連絡ください。
担当より折り返し、講座の詳細や日程などをご案内いたします。
おわりに
採用は、企業にとって「人を増やす手段」ではなく、
未来をともにつくる仲間を迎え入れる経営活動の一つです。
定着や育成と同じように、採用にも再現性と仕組みが必要です。
私たちは、採用塾と定着の樹を通じて、企業の“人”に関する課題を根本から解決するお手伝いを続けています。
ぜひ一緒に、採用の力で地域と企業の未来を強くしていきましょう。
- 出典:帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査(2025年度上半期)」(2025年10月6日公開)
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20251006-laborshortage-br25fyh/ ↩︎
採用と並行して自社の”定着”も考えていきませんか?

採用は採って終わりではありません。
現実問題として、様々なコストをかけて採用したはずの従業員が、すぐ辞めてしまうケースも少なくありません。
そのため、これからは「採用スキル」だけでなく、従業員に長く働いてもらうための「定着施策を考えて実行していく力」も求められるでしょう。
『定着の樹』では、採用後の受け入れ・教育体制の整え方や、安心して働ける職場づくりのヒントを毎月お届けしています。
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