2023.05.30

「居心地の良い職場作りとは」*労働対価が見合わない*

離職理由の上位である「労働対価が見合わない」

この理由の背景にある従業員の気持ち、会社との意識の相違はなぜ起こるのか?

「労働の対価」とは何か?

労働基準法でも、第11条で「この法律で賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。」と、賃金が労働の対価であると定義しています。

上記の定義の通り、労働の対償(対価)とは、使用者が労働者に支払うすべてのもの(業務上発生する交通費などの経費を除くもの)です。

退職者又は退職希望者の言う「労働対価が見合わない」という言葉の本音は、

「自分の労働力に見合った賃金ではない」「評価されていない」という面が強いのではないでしょうか?

ここでの問題は、「何を根拠に賃金が決まり、対価を支払われているのか理解できていない」という事に言い換えられると思います。

つまり、賃金の基準がはっきりしていない、または理解させられていない、という事だと考えます。

▼参考リンク▼

労働の対価としてお金。給料の意味を考える。 – MATSU BLOG (mazmoto.com)
給料=労働の対価というのは間違い!【大切なのは価値提供】 | コギまる社長 (yutabusiness.com)

上記のリンクでは、「給料=労働の対価」ではなく、「給料=与えた価値の対価」という考えを主張しています。

もし、この考え方を、自身の社員・アルバイトが持つことが出来たら、業務効率化や個人の能力向上への意欲につながるのではないでしょうか?

そのためには「自社が考える価値」を明確にしていくこと、その価値を発揮できた際に得られる評価を明確にしていく必要があります。

まとめ

自社で働く従業員は、自社の理念・経営方針などに共感し入社しています。

「お金」にこだわっているわけではなく、自身の働きをしっかり見て、適切な評価をしてもらいたい。会社の戦力になり、自身を向上させたいと考えているのです。

評価と課題を双方で理解・確認をとる事で「労働対価が見合っていないので他社に行きます、」という悲しい結末を防げるのではないでしょうか?

▼参考リンク▼
人材活性化講座 ACEヒューマンキャピタル 賃金制度 人事評価制度 社会保険労務士 (hrm-consul.com)

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