2023.07.25

*ワークライフバランス* ~男性編~ 「男性が感じる年代別ストレスと社会意識」

 

ワークライフバランスの定義 (内閣府)参考リンク

仕事と生活の調和
 ※仕事と生活の調和を取る事であり、どちらかを優先させることではありません。

ワークライフバランスと言うと、仕事と生活の調和という点で、女性の就業状況に因るものを多く見かけますが、男性の感じるストレスと仕事・生活の調和とはどのようなものなのでしょうか?

ワーク・ライフ・バランスとは?あらためて意味を解説 事例や課題も紹介:【SDGs ACTION!】朝日新聞デジタル (asahi.com)

男性に起こりやすい年代別ストレス要因

▼15~24歳▼

  1. 自分の学業・受験・進学 42.5%
  2. 仕事に関すること 33.5%
  3. 家族以外との人間関係 17.5%
  4. 収入・家計・借金 14.8%
  5. 生きがい 11.7%

▼25~34歳▼

  1. 仕事に関すること 72.5%
  2. 収入・家計・借金 27.3%
  3. 家族以外との人間関係 15.9%
  4. 将来・老後の収入 14.6%
  5. 自由にできる時間がない 14.1%

▼35~44歳▼

  1. 仕事に関すること 72.8%
  2. 収入・家計・借金 29.0%
  3. 自分の健康・病気 17.7%
  4. 将来・老後の収入 16.8%
  5. 家族以外との人間関係 14.5%

▼45~54歳▼

  1. 仕事に関すること 65.9%
  2. 収入・家計・借金 28.9%
  3. 自分の健康・病気 26.9%
  4. 将来・老後の収入 26.0%
  5. 同居家族の健康・病気 15.5%

男性のストレス要因は、「やはり」というべきか、仕事に関するストレスが大半を占めています。特に25~44歳までの働き盛りと言われる年代では、70%以上の回答が占めていることに驚きました。

男性も家事や育児を担う割合は増えてきていると感じますが、実際の所、家事や育児をする男性が増えているのではなく、下記参考図のとおり、家事や育児を担っている男性の育児時間が増えた、という現状もあるようです。

 

図:6歳未満の子を持つ男性の家事・育児時間(週全体での1日平均)と増加率

▷参考リンク:
悩みやストレスの状況 (mhlw.go.jp)

男性も家事や育児のストレスが増加、いまどき家庭事情とは? – MONEY PLUS (moneyforward.com)

男性の労働に関する社会意識

男性が働く意識として、一家の稼ぎ頭という意識は依然として存在するものではあるものの、昨今における男女共同参画、ワークライフバランスは、この根底を揺るがすものとなっているようです。

平成29年に実施した若者(16~29歳までの男女)における内閣府アンケートでは、「仕事よりも家庭(プライベート)を優先する割合」が男性57.3%を占め、平成23年度時点47.3%から10ポイント以上も増加している現状もあるようです。

▷参考リンク:
特集 就労等に関する若者の意識|平成30年版子供・若者白書(概要版) – 内閣府 (cao.go.jp)

男性労働に関する社会意識の持続と変容─サラリーマン的働き方の標準性をめぐって|日本労働研究雑誌 2018年10月号(No.699) (jil.go.jp)

まとめ

現状においても、男性は仕事中心という社会の中にありますが、女性の社会進出に伴い、徐々にこの社会状況は変化しつつあります。そして、一緒に働く男性や男性ご自身も意識が変化しているのではないでしょうか?

ワークライフバランスに代わる新しいキーワードとして、「ワーク・ライフ・シナジー」、「ワーク・ライフ・インテグレーション」があるそうです。

「バランス」という言葉が、どちらか一方を優先させることで一方が疎かになってしまう、というイメージから、「シナジー」は、仕事とプライベートどちらも充実させながら、両者が重なる部分からメリットを生み出そうとする状態をイメージし、「インテグレーション」は、仕事とプライベートが切り分けられることなくごちゃまぜに統合して存在し、個人の人生という大きい捉え方の中に存在しているというイメージを表現しているのだそうです。

 

皆さんのイメージはどれに当てはまるでしょうか?

趣味を通じて、新しい仕事を作り上げる「シナジー」や、趣味の延長が仕事「インテグレーション」を実践されている方もいるのではないでしょうか?

女性である私自身は、家事と仕事をメインに考えてしまいがちですが、男性にしか出来ない発想や、ワークライフバランスがあると今回の調査で分かりました。
家事・育児を担う男性が増えることは大歓迎です。

しかし、それだけに囚われず、広い視野でワークライフバランスが実践出来ることを願います。

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