2023.09.26

新入社員の受け入れ準備|モノ・場所・ヒトで整える方法

今回は、新しく入る社員を受け入れる際に準備しておきたいことを、モノ・場所・ヒトの視点で紹介します。

やっと採用できた人材が、いよいよ入社する日。

本来であれば歓迎ムードで迎えたいところですが、現場ではこんな状況になっていないでしょうか。

社員A

席ってどこにするんだっけ?

社員B

PC、まだ用意できてない?

リーダー

誰が最初に教えるんだっけ?

決して珍しい話ではありません。

むしろ、人手不足の現場ほど、入社時の受け入れ準備が後回しになりがちです。

ただ、このちょっとしたバタつきが、新入社員にとっては大きな不安になります。

新入社員

ちゃんと受け入れてもらえているの…?

ここでやっていけるのかな…?

そんな第一印象が、その後の定着にも影響していきます。

だからこそ、入社前後の準備を意図的に整えることが重要です。

ここでは、「モノ・場所・ヒト」の3つに分けて、現場ですぐに見直せる、入社受け入れに向けて準備すべきことを紹介します。

1. 《モノ》備品(社員証・文具など)・書類(雇用契約書・マイナンバーなど)

入社初日にありがちなのが、「あれがない」「これが足りない」という状態です。

社員証がまだできていない。
書類の説明がその場しのぎになってしまう。
必要な備品を探すところから始まる。

こうした状況は、受け入れる側にとっても負担が大きくなります。

まずは、入社時に必要な備品・書類を洗い出し、チェックリストにしておくことが有効です。

部署や職種ごとにテンプレート化しておけば、次回以降の準備もスムーズになります。

準備が整っているだけで、新入社員の安心感は大きく変わります。

「きちんと迎えられている」と感じられるかどうかは、最初の数時間で決まることも少なくありません。

2. 《場所》机・PC・ロッカーなど

入社当日、こんなやり取りが起きていませんか?

この席、空いてる?

ロッカーは後で決めようか!

受け入れる側にとっては些細なことでも、新入社員にとっては居場所が定まらない不安につながります。

机やPC、ロッカーなどの環境は、場所の決定からネームプレート作成まで事前に準備しておくのが基本です。

「ここがあなたの場所です」とすぐに案内できるだけで、安心感は大きく変わります。

特別なことをする必要はありません。

ただ、新入社員を迷わせない状態をつくることが重要です。

モノと同様に、場所についてもチェックリスト化しておくと、抜け漏れを防ぐことができます。

3. 《ヒト》「受け入れ側」オリエンテーション開催のすすめ

受け入れで最も見落とされがちなのが、「人の準備」です。

たとえばこんなケースです。

– 人事では「こう教えている」のに、現場では違うやり方をしている。
– 誰が教育担当なのか曖昧なままスタートする。
– 現場としては「急に人が増えて困る」と感じている。

このように、社内の間でも認識のズレがあると、新入社員はすぐに戸惑ってしまいます。

「人によって言っていることが違う」という状態は、それだけでストレスになります。

また、既存メンバー側にも不安があります。

わたしの業務が増えるんじゃ…

新入社員にはどこまで教えればいいんだろう?

勝手に自分の役割が変わっても困るよ!

こうした気持ちをそのままにしておくと、受け入れはうまくいきません。

そこで有効なのが、「受け入れ側オリエンテーション」です。

受け入れ側オリエンテーションの例

受け入れ側オリエンテーションとは、新入社員の入社前に既存の社員に対して「こんな新入社員が来るので、このようなフォローをお願いします。」と予め周知をする会のことを指します。

受け入れ側オリエンテーションでは、以下のようなことを社内のメンバー全体に伝えておきましょう。

  • なぜ今回の採用に至ったのか(背景)
  • 新入社員の情報(名前や経歴)
  • どんな役割を期待しているのか
  • 現場に求める関わり方
  • 採用によるメリット
  • 入社後の育成方針

長い時間を取る必要はありません。

短時間でも方向性をそろえることで、現場の動きは大きく変わります。

4. まとめ|入社時の受け入れは「ちょっとした準備」で変わる

新入社員を受け入れる際には、次の3つを意識しておくことが重要です。

  • 《モノ》備品・書類を事前にそろえる
  • 《場所》迷わず働ける環境を用意する
  • 《ヒト》受け入れ側の認識をそろえる

どれも特別な取り組みではありません。

ただ、後回しにされやすいポイントでもあります。

入社初日の社内の印象は、その後の関係性に大きく影響します。

だからこそ、「当たり前の準備」を丁寧に整えることが、定着への第一歩になります。

まずは一つでも構いません。

できるところから見直してみてはいかがでしょうか。

 

▷参考:
新入社員受け入れの準備まとめ:必要書類チェックリストから若者の特徴も解説 | 社内ポータル・SNSのTUNAG
帝国ニュース東北版2023年2月20日掲載記事(ヒトベース株式会社 代表取締役 渡辺徹コラム Vol.14新入社員を「受け入れる側」に対して行うこと)

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