こんにちは、はっしーです!
今日は10月1日。
多くの企業で内定式が開催される日ですね。
これを読んでいる皆さんの中には、来年新社会人として新たなスタートを切る方や、来年新入社員を迎える企業の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は2020年に大学を卒業し、社会人デビューをしました。
大手ハウスメーカーの新卒採用で内定をいただき、ちょうど5年前の今日、内定式に参加しました。
地方から東京本社へ出向いたあの日、今でも鮮明に覚えています。
今回はその内定式の思い出や、内定式から入社までの半年間に取り組んだことについてお話ししようと思います。
私の体験談が、新社会人の皆さんや、企業で内定者フォローを考えている方々の参考になれば幸いです。
目次
内定式についての思い出
東京本社での内定式
内定式の会場は東京本社でした。
当時の私は地方に住んでおり、内定式のために早朝から新幹線で東京へ向かいました。
黒のリクルートスーツを着て、髪型もきっちり整え、いかにも「内定式に参加する大学生」といった気持ちでした。
本社に行くのはこれで4回目。
最終面接、内定承諾手続き、内定者交流会で何度か本社を訪れていたため、緊張はそれほどしていませんでした。
エリート内定者に驚愕
会場には同期の内定者が100人以上、グループ企業全体での採用だったため、かなりの人数が集まっていました。
内定者がギチギチに並んで座り、会場の空気感はどこか独特。
隣に座った総合職の内定者が「すみません、ペンを貸してもらえますか?(ボソッ」と声をかけてきました。
(こんな時に筆記用具を持ってきていないなんて…)と内心びっくりしたものの、その人が某有名大学の大学院生だと分かり、「あれ、すごいエリートが集まってる…」と一気に緊張感が増しました😅
内定式自体は1時間ほどで、社長や役員の方が登壇して挨拶をしてくれました。
テレビや新聞で見かけるような社長が目の前で話しているのを見て、「大手企業ってこういうものなんだな~」と実感しました。
内定者交流会だと思ったら…役員交流会!?
その後の「内定者交流会」と聞いて、てっきり同期同士で自由に話せるリラックスタイムだと思っていました。
ところが、会場に入ってみるとステージには社長や役員の方々が並んでおり、緊張感が漂います。
司会から「役員の方々は内定者の席へ移動してください💁♂️」とアナウンスがあり、役員の方々が私たちの席に移動してきました。
私たちのテーブルには女性の役員の方が来てくださり、働き方やキャリアについて話してくれました。
働き方や個人的なライフステージに関する相談も親身になって聞いてくれて、とても安心感を覚えました。
「大手企業の役員がこんなにフランクに話してくれるなんて…!」と驚きつつも、この企業で働くことに対して一層前向きな気持ちになりました。
内定者交流会と称して役員と直接話せる機会があるなんて、普通の企業ではなかなかない経験ですよね。
こういった場を通じて、企業が内定者に対して信頼関係を築こうとしていることを感じました。
そして、バイキング形式の立食パーティーでは美味しい料理も堪能し、緊張しながらも楽しい時間を過ごせました(笑)
この内定式を通じて、「自分もこの環境で成長していけるんだ」と自信が持てた一日でした。
内定式から入社までの半年間の取り組み
企業から課された課題
内定式が終わってから、入社までの半年間、企業からいくつかの課題が出されました。
私の場合、会社の歴史を学び、経営理念や社訓などを暗記するというものでした。
それらを踏まえて「自分がどのように仕事に取り組みたいか」を400字程度でまとめ、郵送で提出するという課題もありました。
Webサイトでの提出やメールでのやり取りも可能だったはずですが、あえて郵送形式で課題を提出させることで「ビジネスマナーにおける郵便物の送り方も学んでほしい」という狙いがあったのでしょう。
1〜2ヶ月後には、フィードバックが郵送で返ってきて、私の質問にも丁寧に回答してくれたのが印象的でした。
自主的に取り組んだ学習
なにかしら本やネット記事を読んでいると「自己研鑽をし続けよう!」という主張を多く見かけますよね。
それをすっかり信じ込んだ私。
入社後に知識不足などでスタートが遅れないよう、いくつかの自主学習にも取り組んでいました。
①資格勉強
企業からは「どの職種でも、必須ではないけど在学中に取れる資格は取っておいた方がいい。合格したら受験料を支払うよ♪」というスタンスだったので、私も簿記3級を勉強して取りました(記憶が少し曖昧ですが笑)。
社会人になると、毎日の仕事や家事でなかなか勉強の時間が取れなくなります。
だからこそ、学生のうちに、集中して資格取得を目指せると良いですね。
もし今何か学びたいことがあるなら、ぜひ時間のある今のうちにチャレンジしておくことをおすすめします!
②ビジネスマナーを学び、練習する
アルバイトをしている学生さんなら、基本的なビジネスマナーはある程度身についているかもしれませんが、社会人として改めて覚えておきたいこともあります。
たとえば、身だしなみ、正しい言葉遣い、メールや文書の書き方など、実務に直結するスキルはしっかりインプットしておくと良いでしょう。
もちろん、入社後の研修でも学ぶ機会はありますが、説明されてすぐに実践できるとは限りません。
ビジネスマナーは、実際に使ってみて身につくものだと私は思っています。
そのため、事前に予習感覚で本やインターネットでビジネスマナーを学び、それをアルバイトや日常の場面で実際に使ってみることが大切です。
そうすることで、社会人になってからスムーズに対応できるようになりますよ。
③新聞を読む
社会で何が起こっているのかを日々チェックし、それを仕事や生活に反映させることは、社会人にとってとても大切なことです。
多くの学生は、テレビやインターネットでニュースをサクッと見ることが多いかもしれません。
それでも、毎日しっかりと情報を確認できていれば十分だと思います。
ただ、もし「もっと成長したい」と思うなら、新聞を読む習慣をつけることをおすすめします。
新聞は、信頼できる情報源であるだけでなく、文章の表現や情報の整理の仕方も勉強になります。
適切な文章表現力を養うことができるのは、社会人にとって大きなメリットです。
また、社内の上司や社外の取引先と話す機会が増えると、社会情勢や業界の話題にスムーズについていくことが求められます。
日頃から新聞での情報収集を習慣化しておけば、こういった会話も自然とできるようになりますよ。
私の場合、日本経済新聞の電子版を契約して、毎日少しずつチェックしていました。
すべての記事を読むのは大変なので、まずは自分の関心のある業界やテーマに絞って読むといいかもしれません。
特に、電子版には紙面ビュアーアプリもあって、記事の重要度や大きさが一目でわかるので便利です。
ただし、新聞はサブスクリプションで契約する必要があり、学生にとっては少し高いかもしれません。
家族で相談して決めるのも良いですね。
企業に向けたフォローアップの提案
内定者が入社までの半年間、モチベーションを保ちながらスムーズに準備できるよう、企業からのフォローアップも重要です。
私が経験した企業の対応や、フォローアップの提案をいくつかご紹介します。
内定者交流会の実施
内定者同士や役員との交流の場を設けることで、内定者は「この企業を選んで良かった」と感じられるものです。
入社前からコミュニケーションをしっかりとることで、信頼関係を築き、安心して入社準備に励んでもらえます。
課題や資格取得のサポート
入社後に役立つ知識やスキルを学べる課題を提供し、内定者が自主的に取り組めるようにサポートすることも効果的です。
また、資格取得のための教材提供や受験料負担などの支援も、内定者の学習意欲を高めるきっかけになるでしょう。
内定者アルバイトの活用
内定者をアルバイトとして受け入れることで、入社前に職場に馴染んでもらい、社会人としての意識を早めに養うことができます。
実際に業務を経験することで、入社後のスタートダッシュも切りやすくなるはずです。
ただし、アルバイトの強制は避け、内定者の都合に配慮することが重要です。
※特に高卒採用(高校3年生の採用)を行った企業は、採用活動中と同様に必ず学校への連絡を介して内定者の学生にアルバイトの案内を送りましょう。
おわりに
内定式から入社までの半年間は、内定者にとって大きな成長と準備の時期であり、企業にとっても内定者をサポートし、関係を築くための大切な時間です。
新社会人になる皆さんは、自分に合った学習方法や準備を進め、焦らず確実にステップを踏んでいきましょう。
企業の皆さんも、内定者が安心して入社できるよう、コミュニケーションを取りながらしっかりとサポートしてあげてください。
それでは、次回のブログでまたお会いしましょう!