今年も一年、「定着の樹」の記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。
年の瀬にあたり、今回は少し視点を変えた日常の一コマから、働くことについて考えたことをお届けします。
目次
娘とキッザニアで考えた「仕事」のこと
条件やイメージではなく、「手を動かして知る仕事」
先日、数年ぶりに末っ子とキッザニア東京に行ってきました。
我が家では、キャリア教育というほど大げさではありませんが、子どもが小学生になったら一度は連れて行く、という流れがあります。
三人の娘はいずれも体験済みで、今回は久々のキッザニアでした。
改めて感じたのは、仕事を「フラットな目線」で知る機会の大切さです。
条件やイメージではなく、実際に手を動かしながら触れる仕事は、その本質がとても分かりやすい。
今回は靴づくりや惣菜づくりなどを中心に体験しましたが、どのブースも子どもなりに真剣そのものです。
大人にとって、仕事を選ぶ基準で本当に大切にしたいこと
中でも、私自身が特に気になったのが、「おしごと相談センター」のブースでした。
ここでは、当日体験した仕事の中から一つを選び、「どんな仕事なのか」「どこに面白さがあるのか」「大切にすべきことは何か」「どんな人に向いている仕事か」といった点を整理し、スライドにまとめて発表するというアクティビティです。
仕事を選ぶ基準が「面白そう」という純粋な感覚なのか、「将来役に立ちそう」という視点なのかで、選ばれる体験が少し違うのも印象的でした。
大人になると、仕事選びはどうしても条件や外側の情報に引っ張られがちです。
でも本来は、自分の時間を使って続けたいかどうかが一番大切なのだと思います。
幼い頃のこうした体験は、本人の記憶に残るだけでなく、親にとっても仕事や働き方を考え直すきっかけになります。
少子化の時代だからこそ、家族も含めて「応援されながら続けられる仕事」が、これからますます大切になっていくのではないでしょうか。
2025年もありがとうございました
本年も、採用・定着や働き方に向き合う多くの皆さまとご縁をいただけたことに、心より感謝申し上げます。
来年も「定着の樹」では、現場に根ざした視点から、働くことを考えるヒントを丁寧にお届けしてまいります。
どうぞ良い年末年始をお迎えください。
「続けたい仕事」を考えるヒントを、これからも

仕事を選ぶとき、私たちはつい条件や外側の情報に目を向けがちです。
しかし本当に大切なのは、
その仕事に自分の時間を使い続けたいと思えるか、
そして、周囲に応援されながら続けられる環境があるかどうかではないでしょうか。
定着の樹では、
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